注文住宅で失敗しないための
ポイントを解説
間取りや広さ、デザインなど自分のこだわりを詰め込める注文住宅は、夢が膨らみます。
しかし、注文住宅の失敗事例で1番多いのがイメージの相違です。
「こんなはずじゃなかった」という失敗を避けるためにも、3つの原因とその対策をしっかり押さえておきましょう。
失敗してしまう原因その①担当者にイメージが伝わっていない
担当者との打ち合わせ時に、自分たちの希望がしっかりと伝わっていないと、理想の家とはほど遠い仕上がりになってしまいます。
打ち合わせするときは、担当者とイメージを共有しやすいように、新居でやりたいことや求める条件、欲しい設備・機能をリストアップしたものや、雑誌などの写真を切り抜いたスクラップブックを持っていくことをおすすめします。
また、家づくりでは何かと決めることが多いので、事前に家族で家づくりでの優先順位を決めておくと、打ち合わせがスムーズに進みます。
失敗してしまう原因その②ライフスタイルの変化を考えていない
ライフスタイルは、お子様の進学や就職、結婚、出産のほか、ご主人や奥様の転勤、転職、定年退職などによっても変化していきます。
そして、人は年を重ねることで、身体機能が衰えるなど健康状態も変わっていきます。
今の暮らしだけを考えた家づくりをしていると、「家族が増えてしまい収納スペースが足りなくなった」「空いた子ども部屋が物置状態」「ここに手摺があったら…」などということになりかねません。
そんな失敗を避けるためにも、今の暮らしだけではなく、将来も快適に過ごせるように、老後まで見据えた家づくりをしましょう。
失敗してしまう原因その③やりたいことばかりに気を取られている
自分たちの希望ばかりを優先していると、理想のイメージに近い家をつくることはできますが、住み始めてから使い勝手が悪いと感じることも少なくありません。
例えば、広さやデザインに気を取られると、冷房の効きが悪かったり、掃除がしにくかったりすることがあります。また、家を建てた後は毎年、固定資産税がかかるほか、外壁や屋根などにかかる定期的なメンテナンス費用や、水回りの修理など突発的な費用も発生します。
永く住み続けるためには、やりたいことばかりではなく、家の快適さや建てた後の支払いのことも考えましょう。