COLUMN

「インスタで見たようなおしゃれな家にしたい」と意気込んで家づくりを始めたものの、いざ完成してみると「建売住宅とあまり変わらない気がする」といった、“地味な失敗”に陥るケースは少なくありません。
実は、注文住宅におけるデザインの良し悪しは、単なるカラーコーディネートのセンスだけで決まるものではありません。
そこには、設計士やプロの設計士が徹底的にこだわる「細部への配慮」が隠されています。
今回は、住まいがなぜ上質に見えるのか、プロがこだわるデザインの裏側と、空間全体を整える設計のコツを詳しく解説します。
それでは、早速「プロがこだわるデザインの裏側」と「空間全体を整える設計のコツ」のポイントを見ていきましょう。
昨今の家づくりでは「シンプルモダン」が圧倒的な人気ですが、一歩間違えると「単調で安っぽい」印象を与えてしまいます。
設計士は、単に色を白くするのではなく、そこに「質感」というレイヤーを重ねることで、深みのある空間を作り上げます。
1-1. 素材の違いで空間にリズムを生む
シンプルな家を目指すほど、色数は抑える方向になります。
しかし、床も壁も同じような質感で統一してしまうと、空間は平坦になり、建売住宅のような画一的な雰囲気になってしまいます。
誠一建設が大切にしているのは、同じ「白」や「グレー」の中にも、異なる質感を混ぜることです。
例えば、ベースは落ち着いた塗り壁調のクロスとしつつ、テレビ背面の壁には本物の石材(タイル)を貼り、天井の一部には天然木のレッドシダーを添える。
素材ごとに光の反射率が異なるため、時間帯によって空間の表情が刻々と変化し、目にするたびに満足感を得られる「上質さ」が創られます。
1-2. 木目の「本物感」へのこだわり
住宅デザインにおいて、「木」の使い方は重要です。
安易にシート貼りの建材を多用すると、人工的な印象が強まり、デザインの鮮度が落ちてしまいます。
私たちは、視線が一番止まる場所(アイストップ)や、直接手が触れる場所には、できる限り本物の木をご提案しています。
コストとバランスもありますので、キッチンの腰壁や、部分的な天井、あるいはリビングのスタディコーナーなど、要所に本物の質感を配することで、家全体のクラス感を底上げします。
美しい空間には、共通して「余計な線」がありません。
これを「ノイズの排除」と呼びます。普通に見える家は、このノイズを無意識に許容してしまっていることが多いのです。
2-1. 窓の納まり:額縁から景色へ
窓は光を取り込む機能を持つだけでなく、外の景色を切り取る「ピクチャーウインドウ」としての役割があります。 一般的な住宅では、窓の周りには厚い「枠(額縁)」が回っています。
しかし、これが視覚的なノイズとなり、デザインを野暮ったく見せます。
設計士がこだわるのは、窓枠を壁の中に納める手法や、枠を極限まで細く見せる設計です。
窓を「サッシという建具」ではなく、「壁に開いた光の穴」として見せることで、内と外がシームレスにつながり、圧倒的な開放感と美しさが生まれます。
2-2. 「ライン」を揃える設計の美学
「神は細部に宿る」という言葉通り、プロの設計士は家の中のあらゆる「線」を揃えます。
・ドアの高さを天井いっぱいまで上げる(ハイドアの採用)
・収納の扉のラインと、隣り合う壁のラインを一致させる
・スイッチやコンセントの配置を、家具や建具のセンターに揃える
これらの配慮は、図面上ではわずかな差ですが、完成した空間に立った時に感じる「整っている」という感覚に直結します。
誠一建設では、この「線の整理」を設計の基本動作として徹底しています。
住宅の印象を劇的に変えるのが「光」の扱い方です。
しかし、「夜、暗くないこと」を優先しすぎて、空間デザインを台無しにしていることがあります。
3-1. 均一な明るさを捨て、落ち着きを創る
天井にボコボコと穴が開いたように配置されたダウンライトや、部屋の真ん中に大きなシーリングライトがある風景は、機能的ではあっても「美しい」とは言えません。
デザインを考えて、あえて「少し暗い場所」を創ることがあります。
壁面をなめるように照らす間接照明や、テーブルの上だけを限定的に照らすペンダントライトなど、光の重心を下げることで、夜の時間はホテルライクなリラックス空間へと一変します。
誠一建設では、照明器具そのものを見せるのではなく、「光の反射」をデザインすることで、空間の広がりや奥行きを演出します。
3-2. 視線をコントロールする外とのつながり
大きな窓を作れば開放感が出るように思えますが、実は必ずしもそうとは限りません。
特に住宅密集地では、大きな窓を作っても「外からの視線」が気になり、結局一日中レースのカーテンを閉めている家をよく見かけます。
誠一建設が提案するのは、外部環境を含めた設計です。
中庭(インナーテラス)を設けたり、高窓(ハイサイドライト)を活用したりすることで、外からの視線を完全に遮りながら、「青空」や「樹木」だけを室内に取り込みます。
カーテンのいらない暮らしは、視線が外へ抜けるため、実際の坪数以上に空間を広く感じさせてくれます。
注文住宅の打ち合わせは、決めることが膨大で、時にお客様にとって大きな負担となります。
だからこそ、私たちはプロとしての「さじ加減」を大切にしています。
4-1. お施主様の好みをプロの技術で昇華させる

お客様が持ってきたインスタの画像やカタログの切り抜き。
それは素晴らしい「ヒント」ですが、そのまま家の中に散りばめるだけでは、ちぐはぐなデザインになってしまいます。
私たちの役割は、お客様が求める「空気感」を翻訳し、それを窓の配置、素材の選定、照明の角度といった専門的な技術に落とし込むことです。
「ある程度おまかせ」いただいた部分こそ、設計士としての腕の見せ所。窓のサッシの色ひとつ、カウンターの厚み1ミリひとつを吟味し、全体として調和の取れた空間を作り上げます。
4-2. 誠一建設の「デザイン×性能」のストーリー

どれほど美しいデザインでも、冬に足元が冷え込み、夏に寝苦しいようでは、それは「良い家」とは呼べません。
誠一建設の設計では、高気密・高断熱という確かな性能の土台があってこそ成立します。
断熱性能が高いからこそ、大きな吹き抜けや仕切りのない大空間が可能になり、それが美しいデザインへと昇華されます。
誠一建設では、耐震等級3(構造計算による)やHEAT20 G2レベルの断熱性能を基準とし、その裏付けがあるからこそ、大胆かつ繊細な意匠設計に挑戦できるわけです。
家づくりにおいてデザインとは、「単なる見た目の良さ」ではありません。
それは、住む人のストレスを軽減し、毎日の暮らしに誇りを与え、そして数十年後も「この家で良かった」と思える資産価値を保ち続けるための戦略です。
「普通」の家で妥協するのは簡単です。
しかし、素材の質感、視覚的なノイズの排除、光と影の演出、そしてそれらを支える確かな性能、これらが一体となった時、初めて「設計士がこだわったプロデザイン」の真価が発揮されます。
誠一建設は、お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、プロの視点から「上手いこと」仕上げる設計力で、唯一無二の住まいを提供し続けます。
自分たちにとっての「上質な正解」を見つけたい方は、ぜひ私たちのモデルハウスで、その繊細なディテールを体感してみてください。

開催日時:土・日・祝 / 10:00-19:00(予約制)
開催場所:誠一建設 豊川ショールーム / 豊川市新宿町1丁目17番5
申込方法:お電話(0533-56-7617)もしくは以下のフォームからお気軽にお申込みください。
そのほか、毎月OB訪問やオープンハウスを開催中。詳しくは下記ページをご確認ください。